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鼻孔が狭いフレンチブルドッグの治療

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更新日時:
フレンチブルドッグ
  • 病名:鼻孔が狭い(短頭種気道症候群)
  • 犬種:フレンチ・ブルドッグ
  • 性別:オス
  • 年齢:2歳

普段からブヒブヒ鼻を鳴らしており呼吸が苦しそう、同居のメスを見ると非常に興奮して息が荒くなるため、今年の夏を乗り切れるか心配だとのことで受診されました。

短頭種気道症候群とは?

フレンチブルドッグの鼻

短頭種の犬、猫で鼻の穴が狭い、鼻と口の仕切りの部分(軟口蓋)が長い、喉の異常などいくつかの原因で呼吸が苦しくなったり、いびきがひどくなったり、重度になると失神したり、場合によっては亡くなってしまいます。

治療方法

症状が重度に進行してしまうと治らないことがありますので、若い内、早い内に呼吸状態を改善するための矯正手術をすることで治療します。

治療計画と結果

検査結果と治療計画

フレンチブルドッグの鼻が改善

今回は鼻の穴が狭いこと、軟口蓋が少し長いこと以外には特に問題がなかったため、鼻の穴を拡げ、軟口蓋を切って縮める矯正手術を行いました。興奮を減らすことを目的に同時に去勢手術も実施しましたが、メスに対しての興奮はあまり変わりませんでした。ただ呼吸に関しては随分楽になっているとのことです。

治療結果と今後の展望

治療によって呼吸が楽になりましたが、今後も体重管理や暑い時期の散歩を控えていただくなど、生活面での注意は必要です。いびきが増えてくる、呼吸しにくそうなどの症状が認められたらすぐにお越しいただくようにお願いしました。

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