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肛門周囲腺腫のラブラドールレトリーバーの治療

投稿日時:
更新日時:
ラブラドールレトリーバー
  • 病名:肛門周囲腺腫
  • 犬種:ラブラドール・レトリーバー
  • 性別:オス
  • 年齢:9歳

お尻周りにしこりが出来ていて膿んでしまっている。匂いもするとのことで受診されました。

犬の肛門周囲腺腫とは?

肛門周辺腫瘍

去勢していない高齢の犬に見られることが多い良性腫瘍です。ただし避妊したメスでも認められることがあるので注意が必要です。オスの性ホルモンが発生に関与している可能性が言われています。通常は数ヶ月や数年かけてゆっくり大きくなり感染したり潰瘍になったりすることがあります。

治療方法

手術で取り除くことで治療します。大きくて取りにくい場合には去勢手術を先に実施して小さくしてから取ることもあります。切除した腫瘤は診断のために病理組織学検査に出します。

検査結果と治療計画

治療の結果

今回は腫瘤を摘出し、同時に去勢手術をすることで治療をしました。
病理検査の結果は良性の腫瘍で完全に切除されていました。

治療の結果と今後の展望

肛門周辺腫瘍の手術後

今回のケースでは排便も問題なく、再発することはありませんでした。
もしワンちゃんの肛門周りのしこりに気づかれましたら是非一度ご相談ください。

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