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毛包虫のビーグルの治療

投稿日時:
更新日時:
ビーグル
  • 病名:毛包虫(もうほうちゅう)
  • 犬種:ビーグル
  • 性別:去勢オス
  • 年齢:13歳

顔の周りの毛が抜けてきて痒そうにしている、しこりのようなものも出来ているので心配だとのことで受診されました。

犬の毛包虫とは?

毛包虫

皮膚の毛穴や脂腺という油を分泌する構造に寄生するダニです。

若いうちに発症するタイプと成犬になってから発症するタイプがあります。遺伝や免疫不全が原因と言われていますが、原因不明のケースもあります。

若い内に発症するタイプは治療によって完治することが多いのですが、成犬になってから発症するタイプは再発を繰り返したり、なかなか完治しないこともあります。

治療方法

一般的には薬によってニキビダニを駆虫し、皮膚炎を抑えていくことで治療します。

治療計画と結果

毛包虫のビーグル

検査結果と治療計画

検査・投薬の結果

今回は皮膚のテープ検査、毛検査で毛包虫が見つかりました。ご家族様は皮膚の癌ではないか心配とのことでしたので、皮膚を一部採取する検査を実施したところ、毛包虫以外に皮膚炎の原因は認められませんでした。

注射の駆虫薬を使用しながら抗生剤で合計4週間ほど皮膚炎を治療し、現在は再発もなく元気にしています。

治療結果と今後の展望

今回は再発がなかったため追加治療は必要ありませんでしたが、再発を繰り返す場合には毛包虫が増えにくいような環境、原因となるような病気がないかどうかを調べます。

なかなか治らない皮膚炎、繰り返す毛包虫に関してお困りでしたら是非一度ご相談ください。

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